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ロジック・アナライザ(ロジアナ)

テクトロニクスのロジック・アナライザ(ロジアナ)は、業界最速の波形取込み速度により、高速なエッジを取込むことができます。 特定のアプリケーションに対応したサポート・パッケージを使用することで、マイクロプロセッサ、FPGA、メモリへのプロービング、信号取込み、デコード、解析、性能検証が簡単に行えます。 ポータブル・タイプ、モジュラ・タイプのロジック・アナライザの詳細については、以下をご覧ください。

ロジック・アナライザの歴史

商用 マイクロプロセッサが開発された当初、システムを設計するエンジニアは、オシロスコープだけで設計をデバッグすることに苦労していました。マイクロプロセッサが、当時のオシロスコープでは対応できないほど多くの入力を必要とし、システム設計の検証を非常に困難にしていたからです。そこで、1973年、デジタル技術の急速な発展に対応するため、ロジック・アナライザが開発されました。ロジック・アナライザはオシロスコープよりもはるかに多くのチャンネルに対応 でき、デジタル信号の解析に特化した新しいデバイスです。

2012年にロジック・アナライザの機能を備えたミックスド・シグナル・オシロスコープ (MSO)が登場するまで、ロジック・アナライザはデジタル・システムのデバッグに最適な測定器として使用され続けました。MSOは、アナログとデジタルの両方の信号を表示表示、比較、およびトリガを かけることができます。MSOは、他のデジタル・オシロスコープ よりもはるかに多くのチャネルを持ち、エンジニアのテストと測定のニーズに応じて、特定のベンチでロジック・アナライザの代わりとして利用できます。

テクトロニクス社製ロジック・アナライザ、オシロスコープ

ロジック・アナライザとオシロスコープの違い

モジュラ・ロジック・アナライザ、USBロジック・アナライザ、MSO、ミックスド・ドメイン・オシロスコープ (MDO)などは、電気エンジニアのベンチトップでよく目にするものです。ロジック・アナライザとオシロスコープの機能は似ていますが、両者には重要な違いがあります。一般に、ロジック・アナライザはオシロスコープよりもはるかに多くのチャネルを解析することができ、MSOの中には最大48個の信号を解析できるものもあります。オシロスコープはアナログとデジタルの両方の信号を測定できますが、ロジック・アナライザはデジタル信号に対応し、異常信号とデータのタイミング関係でトリガをかけて、異常の特定や、グリッチの検出などのデバッグに使用されます。オシロスコープ は、オシロスコープ・プローブ と組み合わせて使用することで、汎用的な信号表示を行う基本ツールとなり、ロジック・アナライザよりも優れた機能を提供します。実際、オシロスコープは、より高いサンプルレート、より広い帯域幅、そして長いメモリを提供します。これらの機能により、オシロスコープは、オーバーシュート、リンギングなどの信号の詳細や潜在的な異常を捕捉することができます。

ロジック・アナライザを使用するケース

ロジック・アナライザは、以下のような場合に使用します。

  • デジタル・システムにおける捕捉しにくい断続的な問題をデバッグする
  • 数百のデジタル信号を同時にトレースし、相関させたい
  • 組込みソフトウェアの実行のトレース
  • ステート・モード・データの取得
  • デジタル信号のより深い解析と観測が必要
  • 厳しい トリガ条件で測定

ロジック・アナライザを使用するタイミング

オシロスコープを使用するケース

オシロスコープは、以下のような場合に使用します。

  • アナログ信号の捕捉と測定
  • 特定の信号の振幅、電力、電流、位相値、または立上り/立下り時間などのエッジの測定
  • シグナル・インテグリティの評価
  • ジッタやジッタ・スペクトラムなど、信号の安定性の評価
  • より長いスパンでのデータ・ポイントの取込み
  • リアルタイムでの信号観測

Tektronix 6 Series MSO mixed signal oscilloscope with integrated logic analyzer functionality

ベンチに最適なロジック・アナライザ機能付きオシロスコープの選択

テクトロニクスは、ロジック・アナライザ機能を組み込んだミックスド・シグナル・オシロスコープとミックスド・ドメイン・オシロスコープを幅広く提供しています。これらの2イン1測定器により、ベンチのスペースを節約することができます。